Rancho Cordova情報
引率者:與座 彗 先生 (浦添市立仲西中学校)
写真や引率者レポートなどの更新情報をお知らせしています。
Rancho Cordova地図
Rancho Cordova引率者レポート
引率指導者から送られてくるレポートを掲載しています。
DAY 1
7月23日(水)
今日はいよいよ出発日。少し緊張した様子でふくぎホールに集まったメンバーでしたが、少し時間がたつと「学校どこですか?」「何年生?」「ホストファミリーどんな人?」と積極的に話しかけ打ち解ける姿が見られました。今日の動向の説明を受けると、皆でチェックインカウンターへ。少し時間がかかりましたが、保護者の皆様の「いってらっしゃい!」「楽しんできてね~。」という温かい声援を受けながらいざ保安検査場へ。特に問題なく通過し(買ったばかりの飲み物を泣く泣く捨てたメンバーも多数いましたが)、搭乗時間までリラックス。さよならパーティーで披露するためにあやとりの練習をしたり、しおりをしっかり読み返したりしていました。
ついに搭乗!飛行機に興奮するだいちさん。那覇空港から今まで、お兄さんメンバーに囲まれ目を輝かせながら楽しんでいます。(仁川空港内でもお兄さんメンバーと楽しそうに周る姿を目撃しました。)機内での席は皆まとまっており、離陸後すぐに運ばれてきた機内食に隣の人と「結構美味しい!」と言いながらぱくぱく食べていました。ちなみにメニューはビビンパ(のようなもの?)、ヨーグルト、フィナンシェでした。窓から韓国が見えてくると、興奮気味に「ビルがたくさん!」「橋長い!」と話していました。
飛行機を降りてからはtransferの標示に従って、そなさん・はなさんが皆を引率してくれました。本日2度目の保安検査場、またまた飲み物を没収されてしまいましたが空港内の広さとおしゃれさにブルーな気持ちも吹っ飛んだ様子。15時に空港に到着し、サンフランシスコ行の搭乗まで5時間ほどあるため、19時までは自由行動。必ず3名以上でまわることを約束し、各々が好きな場所へと向かいました。皆を見送って2時間後、私が搭乗口近くの席に座っていると、さらさん、のぞみさん、えなさんの3人組と合流しました。雑談したり、折り紙をおったりしていると、隣に座っていた韓国人のお姉さんが3人の様子を見て”Are you Japanese students? Do you come to school in Korea?” と話しかけてくれました。3人は戸惑いながらも頑張って返答していましたよ。他にもお姉さんは日本で旅をしていたこと、海外の色々な国で働いていること、日本語が話せること、たくさん教えてくれました。これから3週間、グループの皆がこうして海外の人と交流するのだと考えると、わくわくが止まりませんね!
なんて考えていると予想外の出来事が起こりました。23番ゲートで搭乗を待ってみんなで座っていると、12番ゲートへ移動してください、との放送が…。困惑したまま移動すると電子版には「20:50→22:25」の文字。2時間近くの遅延です。皆がっかりした様子。お腹がすいていたようで、殆ど全員がチーズハットグを買って食べていました。待っている間は班で集まって発表内容の話し合いをしたり、出し物の準備をしたりと、できることを考えて取り組む姿が見られました。素晴らしい!
長いフライトを経てついにサンフランシスコ空港に到着しました!入国審査では質問にきちんと答えられるか不安そうにしていましたが、審査してくれた方がとても優しく、日本語を話してリラックスさせてくれ、笑顔で全員入国審査を終えました。荷物を受け取りゲートから出るとキャロル先生とミシェル先生が笑顔で出迎えてくれました。外に出ると皆ようやくアメリカに来た、という実感が湧いてきたようです。夜ご飯はバスの中でマックを食べました。頑張って英語で注文していました!
そして待ちに待ったホストファミリーとの対面。どのファミリーも笑顔で出迎えてくれ、ハグを交わすファミリーもいました。今日は緊張している様子でしたが、これから三週間でどれだけの変化がみられるか楽しみです♪ 今日のレポートは以上です!また明日。
DAY 2
7月24日(木)
いよいよ今日からクラスが始まります。皆よく眠れたかなー、ホームシックになってないかなー、と心配しながらスタディセンターに向かうと、皆ではるまのホストファザーを囲み英語でやりとりしている姿が目に入りました。とても親切な方で、皆も笑顔を浮かべてコミュニケーションをとっていました。早速良い体験ができているようです。はやと・はるきはなんと二人の間で交わす会話も英語でしていました!自分たちできることを考えて挑戦する姿がとても素晴らしいです。全員が揃ったところで体調を尋ねると、昨日は皆23時前にホストファミリー宅についたため、0時には疲れて眠ったようです。ぐっすり眠れたようで、朝からみんな元気でした。きほは笑顔で「朝ごはんしっかり食べたよー。」と話し、だいちは「家に猫が6匹もいた!」と驚いていました。他のメンバーもファミリーとたくさんお話しできたようです。
クラスはキャロル先生とミシェル先生の自己紹介から始まり、その後Every day English を習いました。毎日いろいろな英語のフレーズを教えてくれるようです。今日は“Break the ice(緊張をほぐす)”“Crush a party(招待されていないのにパーティーに参加すること)””Bandle up(着こむ)”の3つを習いました。どういう意味だと思う?と確認しながら説明してくれるのですが、こあ・はやと・そな・えな・はな・はやとは手を挙げて自分の考えを英語で発表していましたよ。
その後、もう一人のスーザン先生からはアメリカでより良く過ごしていくためには、何かをしてもらったときは必ずお礼をすることが大切だと教えてもらいました。スーザン先生から、「どんな時にお礼を言いますか?」と質問されると、かあや・のぞみ・みさきは「英語を教えてくれたとき。」「朝ごはん作ってくれた時」など、英語で発表することができました。また、かあや・こあ・はるまの3人はスーザン先生に好きな色や食べ物、出身地を英語で質問していました!
アメリカのお金の数え方も教えてもらい、グループ対抗でゲームをしました。ミシェル先生が提示した金額を各種コインと紙幣を組み合わせてつくる、という内容です。グループで協力しながら楽しくお金の数え方を確認することができました。また、2人ペアになり、各ペアには本やばなな、缶詰などが配られ、これらを商品としてキャロル先生・ミシェル先生に売ってみよう!という面白い取り組みもしました。午前中は価格設定やセールスポイントを話し合い、午後は発表です。皆の前で、英語で発表する機会は中々ないことなので緊張している様子でしたが、本物のセールスマンのように話をする人、ユーモアを混ぜる人、笑顔で話す人など、個性あふれていてとても良い発表でした。
発表が終わると、午後はタイダイTシャツづくりと並行して、さよならパーティーやファンドレイジング用のポスターを描きました。白いシャツに自分の好きな色のインクを染み込ませる作業では、「何色と何色がいいかな~。」と、楽しそうな様子でした。できあがったTシャツは日本に持って帰るので楽しみにしていてくださいね。また、絵が得意なメンバーを中心に素敵なポスターが完成しました!今日のPotluck welcome party で飾られるのでぜひ、写真を見てください。パーティーではホストファミリーと持ち寄りのご飯を食べたり、プールで泳いだりと、とても楽しい時間を過ごしました。小さな妹たちと手をつないで歩く子もいれば、男兄弟からGo!Jump!と声援を受けながら入水する子もいました。今日はきっとくたくたでぐっすり眠れますね。
今日は18時半からPotluck welcome party があります。写真をあげているのでぜひ見てくださいね。
初めての授業はオールイングリッシュクラスで?がたくさん頭の上に浮かんでいる様子でしたが、皆で協力しながら楽しく授業を終えました。ただ、日本語で話す時間が多いのも事実…。せっかくの機会なので、今後は英語を使ってたくさんの人とコミュニケーションをとれるともっと良いですね!
今日の報告は以上です!また明日…。
DAY 3
7月25日(金)
今日は初めてAll Day Tripの日です。(遠足のような日)朝9時にSunrise駅に集合し、ヒストリックフォルサムに向かいます。集合している間に1人ずつ様子を聞いていると、少し家族が恋しくなっている様子。昨日、学校から「ホストファミリーにこの質問してくるように。」と渡された宿題に、家族について話す項目があり、思い出して寂しくなってしまったとのこと。そんな話をしていると、横からなおが「私も家族のことを思い出したら寂しくなりそうだから、絶対思い出さないようにしてる!」と明るくアドバイス?をしてくれたおかげで雰囲気が明るくなりました。少しホームシック気味になっていたえなも元気を取り戻して「ホストファミリーがとっても料理が上手で、一緒にブラウニーを作ったよ。」と笑顔で話してくれました。また、髪を乾かしたいのにホストファミリー宅にドライヤーがないと昨日話していたるなは、英語でミシェル先生に困っていることを相談し、無事、他のファミリーからドライヤーを借りられたようです。自分の力で問題を解決する姿が見られてとても嬉しいです。
話をもどして、全員集合が確認できるとアメリカでは初めての電車に乗ってヒストリックフォルサムへ。沖縄はモノレールしかないため新鮮だったようです。電車に乗ると窓から見える外の風景をきらきらした目で眺めていました。ヒストリックフォルサムに到着すると、古風さと新しさが混在した美しい街に皆息を飲みました。中にはなんと200年前に建てられた建物もあるそうです。今日は博物館でカリフォルニアの歴史を学びます。ゴールドラッシュ時代のことが詳しく説明されていたのですが、もちろん説明書きは全て英語です。生徒たちは入館する際、展示物に関するクイズが10個ほど書かれているワークシートが配られているため、自分たちで説明文を理解しながら記入しなければなりません。少し難しい内容でしたが、「この質問って向こうに書かれてる説明じゃない⁉」という風に、皆で協力しながら取り組んでいました。美術館を出ると、少し時間があったため、25分間自由行動です。おしゃれなお店がたくさんあったのですが、残念なことに殆どのお店がまだオープンしていませんでした…。それでもアイスクリームショップは開いていたようで美味しそうにアイスクリームを頬張っていました。
次は電車にのってフォルサムアウトレットへ。約2時間半自由時間があったのですが、生徒たちにとっては少しお高めな値段だったようです。今後の予定も考えて、無駄づかいせずウィンドウショッピングを楽しんでいました。そして最後はミニゴルフです。4~5人のグループにわかれて、広くて暗い空間にネオンライトで照らされた18個のゴルフコースを一つずつクリアしていきます。中には、これはクリアできるのか⁉というようなコースもありましたが、わいわいしながら楽しんでいました。写真をアップしているのでぜひ見てくださいね。実は今日一日、私のホストファミリ―であるメイソン(17歳)とルーカス(8歳)も同行していました。とても良いな、と思ったのは、かあやがジェスチャーや持参の辞書を用いながらルーカスとコミュニケーションをとろうとしていることです。わかる英単語は少ないかもしれませんが、一生懸命何かを伝えようとする気持ちがルーカスにも伝わり、2人とも仲良くなっていました。また、かあやだけでなく皆がホストファミリー宅で頑張ってコミュニケーションをとり、良い関係を築いていることは、今日の解散時に伝わってきました。活動が終わると、駅でホストファミリーが迎えに来るのを座って待っていたのですが、皆自分のホストファミリーが到着して車から降りてくるのを確認すると、すぐに立ち上がって笑顔でかけよります。そして「今日はどうだった?」「楽しかったよ。」と会話を交わしながら帰っていく後ろ姿がとても素敵でした。
明日はホストファミリーと過ごす初めての週末です。月曜日にどんな休日だったか聞くのがとても楽しみです。今日の報告は以上です!また来週…。
DAY 6
7月28日(月)
おはようございます。初めてのホストファミリーとの週末が明け、今日も皆元気に過ごしています。(今日はここな・はるなはホストファミリーと遠出のためお休みです。)
授業が始まると、ミシェル先生とキャロル先生から”What did you do last weekend?”と質問され、はるま・はな・のぞみ・なお・はやと・こあの6人が挙手して英語で答えていました。湖に行ってカヤックを体験したり、劇を見たり、教会に行ったり、ファミリーとパイを作ったりと、とても楽しい週末が過ごせたと話していました。6人以外のメンバーも、ファミリーのために日本食を作ったり、外食を楽しんだり、ボードゲームをしたりして有意義な時間を過ごせたようです。また、しおんとゆうりの二人はステイ先が同じなのですが、2人でいるときも英語で話していくことを約束したようで、今後の成長がとても楽しみです。
さて、今日のEveryday English はI Could eat a horse (おなかぺこぺこ)、Hang in there (がんばれ)
Up in the air (未定である)、On the right track(順調に進んでいる)の4つでした。私自身初めて聞いたフレーズもあり、生徒にとっては少し難しいのかな?と思っていたけれど、皆真剣にキャロル先生とミシェル先生の実演を観察し、きちんと意味を理解している様子にとても感心しました。ほのか・かあや・はな・はやと・はるま・そな・えなはどのような意味なのか推測し積極的に答える様子が見られました。また、ホストファミリーのお家で手伝いを申し込むときはどう伝える?というミシェル先生の質問には、しおん・るな・そなの3人も手を挙げて発表することができました。日に日に、挙手して意見を発表する生徒が増えてきたことを嬉しく思います!
そして今日はスペシャルゲストも来てくれました。去年このプログラムに参加していた生徒の、るなさんです。なんと、お世話になったホストファミリーに会うために渡米してきたようです。日本人同士でしたが、せっかくアメリカで授業をしているということで、るなさんに英語で質問をしよう、ということになりました。るなさんが答えた中で印象的だったことは、ホームステイ中は毎日一つ、目標を立ててそれを達成するよう努力をしていたことです。その努力の結果、プログラムが終わってもこうしてファミリーに会いに来るほど良好な関係を築けたのだと考えると、とても感慨深いものがありますね。
午前授業最後のトピックは、自分のホストファミリーを皆に紹介しよう!というものでした。白紙に描いたホストファミリーのイラストを見せながらなんとシナリオなし&英語で説明してくれました。それぞれのホストファミリーとは初日に顔を合わせたきりで、どういう家庭かわかっていませんでしたが、皆の発表から、料理が上手・選んでくれる映画が全部面白い・バレリーナ・可愛いペットがいる、などたくさんの情報を知ることができました!どの家族もとても素敵だということが伝わってきました。
お昼休憩をはさみ、皆でボーリング場へ向かいます。相乗りで会場に向かうため、いつもとは違う、友達のホストファミリーと会話することができました。皆さんとっても親切です。会場につくと、想像していた3倍ほどあるレーンに皆驚いていました。cmではなくインチで自分の足のサイズを伝え、靴を受け取りゲームスタート!最初はガーターばかりでしたがどんどん慣れてストライクも出るように。見かける度にゆうりが殆どのピンを倒しており、周りの女子たちも歓喜の声をあげていました。2ゲーム目も本当に楽しそうにプレイしていました。
明日はファンドレイジングの日です。日本ではあまり馴染みのないイベントなのでしっかり目に焼き付けながら頑張ってきます。今日の報告は以上です!また明日…。
DAY 7
7月29日(火)
おはようございます。今日は全員参加&皆元気です。
今日もEveryday Englishから始まったクラス。今日のフレーズは、①Dirt cheap (すごく安い)、②Blind date(初対面の人とデート) 、③Keep the ball rolling(物事を順調に進め続ける)の3つでした。生徒たちも授業の流れに慣れてきたようで、どんどん手を挙げて自分の考えを発表します。①では、はやとの “Something not good or something be used?”を受け、こあが“Something very low price”と正解に導きました。②は中々難しかったのですが、えなが“Is it bad day?”と質問。そこからしおんも”It’s very happy day?” と会話を広げ、最後にここなが、”Date with friends’ couple.” と正解一歩手前まで導くことができました。そして最後の③は、はやとが”It’s keep going” と一発で当てていました!毎日こうして便利なフレーズを教えてくれるのですが、生徒たち一生懸命メモをとりインプットに勤しんでいます。さらの日記の中には、ホストマザーがたくさん荷物を持っていたため、昨日授業で習った”May I help you?” を早速使ってお手伝いを申し込んだ、と書いてありました。アウトプットもして着実に成長しているようです。
他にも、英作文や音読、ミシェル先生とのプチ会話を楽しみました。好きな日本のお菓子や、日本の給食の内容、アメリカのおやつについて意見を交換しました。じゃがりこ・きのこの里をどうにか英語やジェスチャーを使って説明し、ミシェル先生に伝わると皆嬉しそうにしていました。また、午後にファンドレイジングがあるため、ブラウニーづくり・看板づくり・ありがとうステッカーづくりにも取り組みました。ブラウニーづくりは初めてという生徒も多く、パッケージに書かれている説明をじっくり読みながら楽しそうに作っていましたよ。
午前中最後の活動は、”Find the person who…”です。ワークシートの質問にあてはまる人を探しだすために、クラス中に質問していきます。例えば、一番幼いホストファミリーがいる人は誰?という質問の答えを導き出すためには、自身で”Do you have any young sisters or brothers? How old is she?”と考えて質問をしなければならない少し難しい活動です。質問の仕方が難しくてついつい日本語で話してしまう生徒がちらほら…。ミシェル先生から何度も“Don’t speak Japanese. Use English.”と注意されてしまいました。完璧な英語である必要は全くありません。今日は日本語を話して注意された人も、回を重ねる毎に英語だけで頑張れると良いですね。
午後はいよいよファンドレイジングです。道路沿いにテントを立て、テーブルの上にレモネードや日本から持ってきた雑貨、ホストファミリーが作って用意してくれた焼き菓子をセット。過ごしやすい気候だった先週から一変し、今日はとても暑かったのですが、生徒たちは手作りの看板を手にもち、笑顔で車や歩行者に猛アピール!記念すべき一人目のお客様は、犬の散歩中だった女性。とてもフレンドリーな方で、「どこから来たの?これは何?」とたくさんお話ししてくれました。その後は多くのホストファミリーたちも訪ねてきてくれました。生徒たちは英語を使ってシーサーの置物の説明をしたり、ヘアゴムやけん玉の紹介をしたりと、とても一生懸命な姿が見られました。日本ではあまり馴染みのない文化で最初は皆戸惑っていましたが、助け合いの精神や、何かを買ってもらう、協賛・賛同してもらうという経験ができた素晴らしい一日でした。
明日は皆が楽しみにしているサクラメント観光です。たくさん学びながら楽しんできます!
今日の報告は以上です。また明日…。
DAY 8
7月30日(水)
おはようございます。今日は楽しみにしていた一日サクラメント観光の日です。いつものスタディーセンターに集合し、バスに乗ってサクラメントに向かいます。最初に向かったのは、カリフォルニア首都美術館です。カリフォルニア州の政府機関が入っている建物で、実際に使われている議場や、歴代知事の部屋などを見学しました。また、カリフォルニア州の政治・歴史・文化に関する展示があり、19世紀から現在までの変遷を学ぶことができました。やはり歴史の説明となると、難しい単語も入ってくるのですが、生徒は真剣に話を聞き、うなずく様子が見られました。その他にも美しい装飾、彫像、壁画など、アートとしても楽しめる要素がたくさんあり、皆その美しさに写真を撮る手が止まりませんでした。お土産ショップにはついつい買いたくなってしまうキーホルダーやぬいぐるみがあり、「先生、かわいいものがたくさんありますが、ここではいくらまで使っても大丈夫なの…。」と不安そうにする姿に少しだけ笑ってしまいました。
次に向かったのは、カリフォルニア州立鉄道博物館です。名前の通り、鉄道の歴史をテーマにした博物館で、1800年代~1900年代の本物の機関車や列車が屋内に展示されており、いくつかは中にも入ることができました。中には寝具台や食堂まであり、実際に走っているかのように揺れているため、生徒たちは「なにこれー!すごいー!」と大興奮でした。歴史も学べて、写真も撮れて、とても良い経験になりました。博物館を出ると、思わぬ体験ができました。私のホストファザーはサクラメントで警察官として働いているのですが、丁度この辺りをパトロールしているということで、皆にパトカーを見せに来てくれました。本物の海外のパトカーに皆大興奮。中に座っても良いよ、と言ってくれ何名かは実際に中に座って素敵な写真を撮っていました。中には本物の手錠を見せてもらって喜ぶ生徒もいました。また、全員分に鉛筆とステッカーを持ってきてくれ、ありがたく受け取りました。その後は12時をまわっていたため、皆でピザ屋さんへ。サラダとピザが食べ放題で、「もうおなかいっぱい~。」と少し苦しくなるまでたくさん食べていました。
お昼を食べ終わった順に、オールドサクラメントでショッピングをしに向かいました。オールドサクラメントは、木造の歩道や馬車、古い建物が残されており、まるで映画のセットの中を歩いているような気分になるところでした。昨日のレポートにも書きましたが、今週から日差しが一段と強くなっています。そこで女子グループはおそろいのサングラスを購入し、楽しそうに探索していました。男子はこういった自由時間の際はなぜか中々見つけられないのですが、今日は男子同士で固まって雑貨を眺めている姿を見かけました。また、ここなとかあやはいつものように8歳のルーカスと周り、楽しく会話をしている様子がとても微笑ましかったです。約3時間の自由時間を楽しみながらも皆くたくたです。それでも興奮は冷めないようで、バスの中でも眠ることなくはしゃいでいました。きっと今日の夜も皆ぐっすり眠れますね。
明日はJapanese Cultural Dayとなっています。皆日本から写真を持ってきたり、浴衣を持ってきたりと準備万端です。見に来てくれるホストファミリーたちが喜んでくれると良いですね。今日の報告は以上です。ではまた明日…。
Day 9
おはようございます。昨日一日中歩き回ったためか、今日は少し疲れている様子の生徒たちです。
(さのかはファミリーとお出かけでお休みです。)
今日の授業はキャロル先生からのWhat did you do last night?という質問から始まりました。こあ、はるま、さな、みさき、ここな、のぞみ、かあや、はな、はやと、だいち、さら、はるま、しおんの13人が積極的に手を挙げ発表していました。昨日はあんなにたくさん活動した後だったのに、ファミリーと一緒にカードゲームや映画鑑賞、ショッピング、ダンス、おしゃべりをして楽しんだり、ファミリーのために肉じゃがを作ったりしたようです。
今日のお家で使えるフレーズ(Tip of the day)は”Tell me about your…”でした。このフレーズを使ってどんなことが言える?とミシェル先生から聞かれると、はやと、そな、みさき、えな、ここな、さな、さら、こあが挙手して答えていました。また、今日のEveryday Englishは①Bucket list (いつかしたいこと)、②Off the hook(困難な状況から抜け出すこと) 、③Play it by ear (その場の状況に合わせて行動すること)の三つで、とても難しいものばかりだったのですが、ここでもたくさんの生徒が挙手して発表していました。最近はこうやって殆ど全員が挙手して発表をするため、授業が盛り上がっています。
午前中は他にもサクラメントで楽しかったことを、英語で短い日記としてまとめたり、音読の練習をしたりし、残った時間は午後からのJapanese Culture Day の発表に向けて班ごとに練習です。けん玉の練習をする班や折り紙を折る班、フリップを作る班など、ファミリーが来ることに緊張しながらも一生懸命準備していました。
14時になると、いよいよホストファミリーたちが訪ねてきました。生徒たちは班ごとにスペースが設けられ、ホストファミリーがローテーションで回ってくる度に、準備したプレゼンを発表します。A班は日本の遊び、B班は学校生活、C班は日本の食文化、D班は空手・お茶・浴衣の披露、E班は日本の掃除の仕方について発表しました。A班の発表では、見に来ていた小さい子供たちが大興奮で竹とんぼや手裏剣で遊んでいました。また、ファミリーの皆さんと一緒に鶴を作ってプレゼントすると大喜び。さわはなんとけん玉・こま検定を持っているため、大技を披露し大歓声を受けました。B班は運動会でエイサーを踊ることや、男女で踊り方が違う事を実際に踊りながら説明し、ファミリーの皆さんもとても興味深そうに話を聞いていました。C班の発表では、皆さん日本食にすごく興味がある&食べたことがあるため、一緒に食べ物の名前(日本語)を発音したり、給食の絵や写真を見ては自国との違いに驚いた様子でした。D班の発表では、浴衣を着たゆうりとなおに”Beautiful!”と歓声が上がっていました。また、しおんの空手披露を皆真剣に眺め、皆で入れてくれた抹茶と和菓子を嗜んでいました。和菓子はあまり好まれないのかな?と思っていましたが、小さな子供も美味しそうに食べていました。E班の発表では、メラニンスポンジが大人気!メンバーで”Look!”と言いながら床や靴を磨くと、皆で“Wow!”と盛り上がっていました。帰り際にもお母さんたちは「Daisoで買わなきゃ!」と言いながら帰って行くほどでした。今日の発表では、何度も何度も英語で日本の事を説明し、ファミリーたちからくるたくさんの質問にも即興で答えて脳をたくさん使ったため、学校が終わる時間には皆げっそりした顔で「疲れた…。」と言っていました。今日は本当に皆よく頑張ったと思います。日本でもこうやって準備する時間はあるかもしれませんが、現地の人に伝えることはなかなかできません。貴重な体験ができましたね。今日の報告は以上です。また明日.…。
Day 10
おはようございます。今日は午前中に課外活動として近所の保育園に行きます。(だいち、はやと、さのか、ここな、はるなはホストファミリーと予定があるため今日はお休みです。)向かう前に、保育園の子どもたちと一緒に歌うために「幸せなら手をたたこう」を英語で練習しました。日本でもよく聞く曲ですが、英語訳では意味が違う歌詞もあり新鮮でした。保育園まではミシェル先生とキャロル先生がそれぞれの車で送ってくれたのですが、こあ・はるき・はるまは車の中でも一生懸命歌の練習をしていてミシェル先生から褒められていました。
可愛い園児たちに迎えられ、最初に取り組んだのはラジオ体操です。生徒たちが前に並び体操を始めると、園児たちも見よう見まねで体操し始め、あまりの可愛さに生徒たちもめろめろでした。次は一生懸命練習してきた「幸せなら手をたたこう」です。途中みんなで“Hey! Hey!” と掛け声を出す箇所があるのですが、園児たちがすごく大きな声で言うので、生徒たちはびっくりしながらも笑顔で歌うことができました。そして一番人気があったのは、だるまさんが転んだです。ゲームの説明はしおんがしてくれました。生徒たちはサポート役として、園児たちと手を繋いだり声をかけたりしていました。鬼がカウントし始めるとすごい勢いで走り出し、鬼が振り返った時にはちゃんと動きを止める園児たちに“Good!”と声をかけ、一緒に楽しんでいました。残り時間は各自で園児たちと遊ぶ時間でした。園児たちの言葉は大人に比べるとやや聞き取りづらいのですが、一緒におもちゃ等を使って遊び、帰るころにはとても仲良くなっていました。
午後はいつも通りの授業です。今日は金曜日ということもあり、皆疲れが溜まっているようで、いつもより静かでしたが、それでもメモを取りながら頑張る姿が見られました。今日のおうちで使えるフレーズは“Let me tell you about…”です。「あなたに~を教えさせて。」という意味だそうです。このフレーズを使った例文を、「誰か発表できる人?」と尋ねられると、こあ・ゆり・はるま・みさき・さなは積極的に発表していました。Everyday Englishでは、①Early bird(早起き) ②Night owl(夜更かし)③ get up on the wrong side of the bed(寝起きが悪い)④ It’s raining cats and dogs (どしゃぶり)の4つを習いました。なんと、りのが④を一発で当て、ミシェル先生とキャロル先生も驚いていました。最近、私が毎日チェックしている皆の日記の中に、Everyday Englishで習った言葉を使ってみる、という目標を立てている人が増えてきました。だんだん目標が明確になってきて良い傾向です。残り1週間と少しで、どれだけの目標が達成できるか楽しみですね。
次に、昨日の宿題だった「アメリカと日本の学校の違い」について、各々のホストブラザーに聞いてきたことを発表し合いました。新たな発見として、アメリカの学生の中にはホームスクールといって学校には行かずに、親が教師となって自宅で子供を教育する家庭があるそうです。また、アメリカの高校生の中には自分で車を運転して学校に行く生徒もいるようです。日本とはちがう、新たな文化の違いを知ることができ、とても勉強になりました。他にも、アメリカの子どもたちが授業や遊びで行うHang manやHeads Up、Do you love your neighborゲームをしました。皆楽しそうに参加していましたよ。
明日からホストファミリーと過ごす2度目の週末です。ホームステイ期間もいよいよ折り返し地点です。ファミリーとたくさんの思い出を作ってきてくださいね。今日の報告は以上です。また来週!
Day 11
おはようございます。いよいよアメリカ生活最後の一週間になりました。生徒たちの日記から、ホストファミリーとの二回目の週末も大いに楽しんだことがわかりました。ここでの生活にもすっかり慣れ、まだ帰りたくないと口にする生徒さえいます。
今日のEveryday Englishは、①Back seat driver (運転にうるさく口出しする人)、②Bark up the wrong tree(検討違いをする)、③Hit the spot(すごく良い)の三つでした。いつもであれば発表してくれた人の名前をここに載せているのですが、皆がどんどん手を挙げて発表するので追いつけず…。とりあえず、殆ど全員が発表していました!また、いつもの英作文(日記のようなもの)は、最後の週ということで、箇条書きでなくちゃんと最初から最後まで文が繋がるように書くこと、と指示が出され、皆一生懸命辞書をひきながら取り組んでいました。最初の週と比べると、指示の内容を概ね把握できるようになっているため、取り掛かりも早いです。成長していますね!
英作文を終えると、前回の宿題内容の発表です。自分のホストファミリーがどんなスポーツをするのか聞いてくる、という宿題でした。日本の大体の学校では、放課後になると部活がありますが、アメリカの学生たちは外部でボクシングやウェイトリフティングをしていたり、クラブではないけれど学校に併設されているアイスリンク場でアイスホッケーをしたりするそうです。生徒たちからはホストファミリーのスポーツに関する情報がたくさん出てきて、この土日の間にファミリーにたくさん質問して色んなことを吸収している様子が目に浮かびました。
午前中の残り時間は、明日のCultural Exchange Activity(日本の祝日について班に分かれて発表します)に向けて準備です。折り紙を折ったり、ポスターを作ったりしていました。前回の日本文化についての発表では、ファミリーたちが予想以上に興味を持って話を聞いてくれたため、生徒たち今回も力を入れて発表準備に取り掛かっています。喜んでくれると良いですね。
午後はランチョコルドヴァにあるターゲットというお店でショッピングです。いつものように、キャロル先生たちが“Students, go!”と声をかけるとみな一目散に散らばっていきました。今までのショッピングは、どちらかというと値段が少しお高めで生徒向けではなかったのですが、ターゲットは大きめのスーパーのような感じで、お土産選びにぴったりの場所でした。生徒たちは何度か買い物に出ているため、何個買うと値引きされるのか、何個入りのお菓子なのかを英語でも読み取れるようになっています。セルフ会計はカードオンリーだったのですが、間違えてそこで会計を進めてしまう生徒が何名かおり、「よく見たらCard onlyって書いてある!」と自分たちで気づいていました。また一つ勉強になりましたね。集合時間になって皆集まると、「安くてとってもかわいいTシャツを買えた!」「おじいちゃんたちにタピオカ買った!」と笑顔で話す様子が見られました。事前研修の時から、物を買って渡すよりも、どんなことを経験したのか詳しく話すことの方が大切だと生徒たちは教えられています。保護者の皆様、お土産を渡されたときはぜひアメリカで経験したことも詳しく聞いてみてくださいね!
今日の報告は以上です!ではまた明日…。
Day 12
おはようございます。今日も皆朝から元気に登校しています。
今日の授業はWhat Japanese food did you make for your host family?(ホストファミリーに何の日本食を作りましたか)をトピックにしたミシェル先生とのスモールトークから始まりました。皆すでに色々な日本食を披露したようで、かあやはラーメン、こあはみそ汁、しおんはだし巻き卵とお好み焼き、みさきはどら焼き、はるまはポーポー、えなとのぞみはちらし寿司を作ったと発表していました。ミシェル先生は聞いたことのない日本食にとても興味を持ってくれ、えなとのぞみは写真を見せながらちらし寿司の説明をしていましたし、はるまはポーポーについて”This is Okinawan traditional pancake.”と伝えることができていました。昨日、はるきのホストマザーとお話しする機会があったのですが、はるきがポーク卵おにぎりを作ってくれて美味しかったと喜んでいました。少し驚きだったのは、ここの人たちスパムをほとんど食べることが無く、とても新鮮に感じたそうです。また、アメリカには日本食が好きな人が多いようで、私がホストファミリーと訪れたサクラメントにある日本食レストランにはすごい行列ができていました。こうして日本食が海外でも愛されているということは我々日本人にとっても嬉しいことですね。
今日のEveryday Englishは① let the cat out of the bag(秘密をもらす)、② watch your step(足元に気をつけて)、③ take it easy (気楽にやる)、④ see eye to eye(意見が合う)の4つでした。①では早速さなが答えに近い考えを発表し、最後にるなが答えを当てていました。②と③では、はやと・はるきが一発で答えを当て、キャロル先生とミシェル先生も驚いてなぜ知っているのか問うと、はるきが歌の歌詞にあったよ、と英語で伝えていました。④では、こあ・はるき・かあやの3人が積極的に発表し、見事正解していました。
会話文の音読練習の時間は、挙手制でその場でペアと音読をします。今日はここな・かあやペア、しおん・なおペア、はやと・はるまペア、ほのか・はなペアが挙手して音読してくれました。発音や抑揚にも気を付けながら頑張って音読していました。特にはやとは大きな声で劇のように演じてくれたため、先生方に褒められていました。その後は2チームに分かれてPictionaryというゲームをしました。連想ゲームのようなものです。みんなとても楽しそうにしており、予想以上に盛り上がる様子に思わず笑ってしまいました。
午後はいよいよCultural Exchange Activityです。生徒たちは日本の祝日について、班ごとにホストファミリーたちへプレゼンをしました。A班はお正月について紹介しました。お年玉や初詣、おせち、門松、鏡餅、おみくじなど英語で説明するには少し難しいものも最後までわかりやすく説明してくれました。お参りの仕方をファミリーの皆さん興味深そうに観察していました。B班は大みそかについて紹介し、年末には大掃除をすることや年越しそばを食べる理由を説明してくれました。なんと日本からそばや醤油を持参し、ホストファミリーのみなさんに年越しそばを作って披露していました。小さい子たちも食べていましたよ。C班は子どもの日について発表し、鯉のぼりや兜の説明を折り紙つきで説明してくれました。この日のためにたくさんの鯉のぼりとかぶとを作ってきたC班のメンバーたち。発表の最後にはホストファミリーや小さな子供たちにプレゼントし、ファミリーを喜ばせていました。D班はひな祭りの紹介をしました。ひな壇の説明は難しいものでしたが、わからない英単語の発音の仕方を何度も確認し最後まできちんと説明することができました。また、和柄の折り紙で小さな箱をつくり、中に雛あられを入れてファミリーに配っていました。雛あられは結構人気がありました!E班は成人式の紹介をしました。実際に家族の成人式の写真を持ってきて説明してくれました。やはりファミリーの皆さん着物に興味があるようで写真をじっくり見ていました。全ての班の発表が終わると、今度はミシェル先生からヴァレンタインデーと感謝祭の説明をしてくれました。日本ではヴァレンタインといえば好きな子にチョコを渡す、というイメージが強いですが、ホストファミリーの皆さんはしっかりヴァレンタインデーの由来まで把握しており、互いにカードを渡したり、花をプレゼントしたりする文化があることを教えてくれました。感謝祭の説明は、なんとホストファミリーの皆さんが実際に感謝祭の日に食べる料理をたくさん持ち寄ってくれ、バイキング形式でいただきました。ターキーにラズベリーソースをかけた料理、マカロニチーズ、ホイップをたっぷりのせた手作りのパンプキンパイなどたくさんの料理があり、どれも本当に美味しくてお腹いっぱいになりながらも皆おかわりするほどでした。今日は授業を受けて、発表もして、アメリカの祝日も学んで、とても濃い、充実した一日となりました。
明日はいよいよ一日サンフランシスコ観光です。最後の遠足楽しんできます!今日の報告は以上です。また明日…。
Day13
おはようございます。今日は待ちに待った終日研修inサンフランシスコの日です。いつもより一時間早くスタディーセンターに集合し、それぞれ「この格好じゃ寒いかなー?」、「お金どのくらい持ってきた?」と楽しそうに話しています。ちなみに今日はたくさんのホストファミリーも参加してくれています。バスに揺られて約2時間半、サンフランシスコの街並みが見えてきました!サンフランシスコは坂道が多く、道沿いにカラフルな住宅が並び映画やドラマでもよく見かけるようなとてもきれいな街並みでした。
まず向かったのは、有名なゴールデン・ゲート・ブリッジです。橋に近づくにつれ霧がかかってきてバスから降りた時は寒すぎて皆で「この中を歩いていくの…?」と震えていたのですが、橋を渡る頃には霧も晴れ暖かくなっていました。赤い大きな橋は、実際に見ると写真よりもずっと迫力があり、海と空の青さに赤色がよく映えていました。橋の真ん中まで歩いていき、海を背景にして写真タイム突入です。たくさん撮っていたので帰ってきたらぜひ見せてもらってください。また、橋の上からアシカが見えたようで、大興奮の生徒たちでした。
次に向かったのは、ギラデリ・スクエアというチョコレートが有名なお店で、店内にはチョコレートやアイスクリームがたくさん売られていました。所要時間が30分だったのですが、観光客がたくさん並んでいたので皆急いでお目当てのチョコレートを手に取りレジに並んでいました。大袋のチョコレートを2袋買うと一袋無料になることがわかり、手荷物がパンパンになるほど購入する生徒もいました。
そのあとは、町中にある大きな公園を通って(バスからバイソンが見えました!)、坂道を上り丘の上まで行きました。丘の上からはサンフランシスコの町が一望できて、とても気持ちの良い場所でした。あまりにも景色が素晴らしかったため、この3週間の中で一番興奮しているのでは?と思えるほど皆喜んで写真を撮っていましたよ。
最後に訪れたのは、フィッシャーマンズ・ワーフという港町です。海沿いにはシーフードのお店やお土産屋さんが並んでいてとても賑やかな雰囲気でした。自由時間がたっぷり設けられており、いつものように先生方が”Students, Go!” と、合図をすると一斉に散らばっていきました。集合時間になって集まってきた生徒たちは「アシカが見れた!」「かわいいキーホルダーを安く買えた!」「ホストファミリーたちとごはん食べた!」と大満足の様子でした。
サンフランシスコでの終日研修は、見るもの全てが新鮮で生徒たちにとってかけがえのない思い出ができたようです。帰りのバスに乗り、スタディーセンターに到着したのは夜の9時過ぎ。皆へとへとでしたがそれ以上に満足した様子で各々のホストファミリーたちと帰宅していきました。
今日の報告は以上です。また明日…。
Day 14
おはようございます。昨日の終日研修の疲れがまだとれていないのか、いつもより静かに登校して着席する生徒たち。(さらはファミリーと予定があるようでお休みです。)授業は大丈夫かな?と心配していましたが、今日は朝からハッピーな出来事が。今日ははやとの15歳の誕生日。何とキャロライン先生とミシェル先生がサプライズでドーナツを用意してくれました。皆でバースデーソングを歌ったあとは美味しいドーナツを食べて、エネルギーチャージできました。はやとにとってはまた一つ素敵な思い出が作れましたね。
今日のEveryday Englishは、①Play hooky (ずる休みをする)、 ②Shake a leg(急ぐ)、③Pain in the neck(厄介な事柄)の3つでした。①は何とかあやが一発で答えを当て、どうしてわかったのか聞かれるとホストブラザーから教えてもらったと言っていました。家庭でコミュニケーションがたくさんとれているようですね。②は誰も聞いたことがないフレーズでしたが、はやと、えな、そな、さのか、かあや、が自分の考えを積極的に発表してくれ、意味を理解することができました。③は15歳なりたてのはやとが一発で答えを当てていましたよ。
その後、音読練習やジャーナルを書き終えると、約3週間お世話になったホストファミリーへのThank you card(ポストカード)づくりをしました。アメリカの住所の記入方法は、日本の住所の書き方と真逆なため混乱している様子の生徒たちでしたが、キャロライン先生とミシェル先生が丁寧に教えてくれました。生徒たちはこの3週間の思い出を振り返り、感謝の気持ちを込めて丁寧にポストカードを作成していました。
午後は消防署の見学に行きました。まず生徒たちが驚いていたのは、消防車のサイズです。アメリカならではのサイズとデザインに「なんか日本のよりかっこいいかも…。」と言っていました。また、アメリカの消防士の方々は皆体格が良く、迫力がすごかったのですが、とてもフレンドリーで、私たちに対して丁寧に説明をしてくれました。防火服や酸素ボンベなど、実際に使用している装備も触らせてもらい、その重さに皆驚いていました。消防士の仕事は火事だけでなく、交通事故や自然災害、救急対応まで幅広くあることを教えてもらっている際に、本当に緊急コールが鳴ったようで、実際に出動する姿を皆で見送りました。見学中に私がおっ!と思ったのは、だいちが自分から消防士の方に英語で質問し、コミュニケーションをとる姿を見たときです。ホームステイの最初は英語に自信がないと言って不安そうにしていただいちでしたが、今ではここでの生活を楽しみ、現地の方とも話そうとする姿に成長を感じました。最後の課外活動も生徒にとって、とても良い体験ができました。
消防署から帰ってくると、明日のフェアウェルパーティーでホストファミリーに渡すプレゼントをつくりました。顔写真つきマグネットです。ホストファミリーに喜んでほしいという想いを込めて、顔写真の周りに折り紙やシール等で可愛くデコレーションしていました。また、同時進行でみさきと、きほが中心になって明日のフェアウェルパーティーの段取りを決めてくれ、とても頼もしかったです。明日は成功すると良いですね。
帰国する日までいよいよあと3日となりました。生徒たちは帰りたくないと嘆いていますが、明日のフェアウェルパーティーではファミリーにきちんと感謝の想いを伝え、良い形でプログラムが終えられることを願います。今日の報告は以上です。また明日…。
Day 15
おはようございます。今日も朝から皆「やばい、帰りたくない…」と嘆いています。
今日のEveryday Englishは①Clear the air (誤解を解く)、②Fat chance(ありえない)、③Kick a habit(悪い習慣をやめる)の3つでした。生徒たちは日記に「Everyday Englishで習った言葉を実際に使う」、「毎日3回以上は発表する」、「最近たくさん発表できている」と書くことが増えました。たとえ英語が上手く話せなくても、ジェスチャーやペアで実演して伝えるなど、今日も積極的に発表しキャロル先生とミシェル先生と楽しく授業を進めていました。
今日は夜からフェアウェルパーティー(さよならパーティー)があるため、殆どの時間がその準備時間にあてられました。ダンスの練習をしたりホストファミリーへのプレゼントを作成したりと大忙しでしたが、ファミリーの喜ぶ姿を想像しながら皆楽しそうにしていました。準備をしている間、部屋の電気が消え皆何事かとそわそわしていると、ミシェル先生がチョコレートサンデーにろうそくを立てて持ってきてくれました。そう、今日はえなの誕生日でした!皆でバースデーソングを歌ったあとは、アイスクリームパーティーをしました。バニラアイスにホイップ・チョコレートソース・カラフルスプレーをトッピングし美味しくいただきました。えなはなんと週末にホストファミリーが誕生日パーティーを開いてくれるそうで、とっても嬉しそうにしていました。アメリカで忘れられない素敵な誕生日が過ごせて良かったですね。
フェアウェルパーティーは18時半から開かれました。先生方が用意してくれたケーキと、生徒たちが日本から持ってきたお菓子、しおん・なお・ゆりが手作りした練り切りをバイキング形式でとり、席について食べながらのパーティーでした。最初に授与式が行われました。生徒たちからホストファミリーへ感謝状とプレゼントを渡し、キャロル先生とミシェル先生から生徒たちへ修了証書が渡されます。ホストファミリーの方々は本当に優しく、お父さんお母さんだけでなく兄弟たちも皆パーティーに来てくれ、プレゼントを渡すとすごく喜んでくれました。最後は互いにハグを交わし、写真撮影をしました。皆とても良い笑顔で本当の家族のように見えました。授与式が終わると、いよいよ生徒たちの出し物です。司会はかあやとここなが担当し、とてもエネルギッシュに会を進めてくれました。最初にラジオ体操をしました。司会の二人が日本の伝統的なエクササイズであることを説明し、ファミリーの方々も参加して皆で体を動かしました。次に、のぞみによるダイナミック琉球演舞です。のぞみの格好良い踊りに合わせ、皆で「ヒーヤーサーサ―!」と掛け声を出し、とても良い演舞となりました。次にみさき・さなによるフラダンスです。素敵な衣装を纏い優雅に踊る姿に皆釘付けでした。はるなによるバレエもとても優雅で体の軟らかさに歓声が上がっていました。さらによる参加型漢字クイズは、皆興味を持って参加してくれ大盛り上がりでした。はるき・はやとはlet it beを演奏&歌ってくれました。毎日一生懸命練習していた成果が出ていましたよ。はるま・きほ・るな・りのはかぐや姫の紙芝居を持参し、ストーリーの説明を英語でしてくれました。会が終わった後に興味深そうに紙芝居を見ているファミリーもいました。次に、なるとダンスです。サングラスをかけて不思議なダンスをする姿がとてもおもしろかったです。写真をぜひご覧ください。最後にこあのピアノです。クイーンのボヘミアンラプソディを演奏してくれました。ピアノに合わせて一緒に歌ってください、というこあのお願いにファミリーの方々が応えてくれ、皆で歌う穏やかな時間が流れました。ファミリーや先生方へのお礼の言葉は、ほのかとはながしてくれました。感謝の想いをきちんと伝えることができました。フェアウェルパーティーが終わると帰国の時が来たことを嫌でも実感してしまい寂しくなってしまった生徒たちですが、まずは最後のファミリーとの週末を存分に楽しんできてくださいね。今日の報告は以上です。また月曜日…。