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3月26日

3月25日(土)

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3月27日(月)

3月29日

3月28日(火)

3月30日

3月29日(水)

3月31日

3月30日(木)

4月3日

3月31日(金)

4月7日

4月2日(日)-帰国日

オークハーバー レポート 帰国日

日本へ帰国

 午前3時、ホテルの1階に、スーツケースとバックパックを持って、研修生が集まりました。仮眠をとった程度で、皆眠そうな表情でした。チェックアウトをすませ、シアトル空港までのバスに乗り込みました。タニーシャは息子を連れて、昨日から私たちと一緒にホテルに泊まって、バスに同乗し、シアトル空港まで見送りに来てくれました。バスで約2時間、シアトル空港に到着しました。チケットの引き換えをすませると、慌ただしく、荷物検査、搭乗手続きをしました。シアトル空港からサンフランシスコ空港までは約2時間。シアトルでは暗かった外の景色も、サンフランシスコに着くころには、太陽がまぶしい明るい景色に変わっていました。サンフランシスコ空港からは国際線に乗り継ぎです。急ぎ足で出国手続きをしました。羽田空港までは約10時間のフライトになります。機内では、このプログラムを振り返って感想を書いたり、映画を見たり、ゲームをしたり、機内食を食べたり、仮眠をとったりして過ごしました。行きの緊張した様子とは違い、リラックスして、充実感に満ちた様子でした。アメリカの現地時間、4月3日、午前11時に離陸した飛行機は、日本の現地時間、4月4日、午後2時に到着しました。羽田空港では、次の別れがあります。それは、これまでアメリカで一緒に学習をしてきたオークハーバーグループの解散です。最後の集合写真を撮ったあと、連絡先を交換したり、連絡を取り合うことを約束したりして、それぞれの岐路に立ちました。羽田空港から大分空港に戻る人たちは午後4時発の飛行機に、宮崎空港に戻る人たちは午後6時発の飛行機に乗って出発しました。私は、数名に研修生とともに大分空港に到着しました。研修生の帰りを今か今かと待っていた家族が出迎えていました。手には我が子に向けてメッセージを書いたポスターや旗を持っていたり、カメラやビデオを構えていたり、成長した姿を期待して待っている様子でした。確実に、11日前にここを出発した時とは変わり、成長して帰ってきた研修生たち。研修生全員の未来が楽しみです。ある保護者の方から、「先生ありがとう‼先生がいてくれたから、安心して子ども達を送り出せました。感謝しています!子ども達の夢も大きく膨らむことでしょう!見ていてね♡」とメッセージが書かれた旗をいただきました。本当に、チーム・オークハーバーの仲間と出会い、アメリカで様々な体験と研修をともにしたことを幸せに思います。このプログラムに関わってくださった全ての方々に感謝をしています。

最後に、研修生は、このジュニア留学プログラムを通して体験し、学んだことを、日本で伝えたり、これを機会にさらに英語学習に励んだりしてほしいです。また、今回アメリカの先生、ホストファミリー、グループの仲間と出会えたことは、私たちの一生の宝物になることでしょう。これからの人生に影響を与え、繋がっていくことを心から願っています。

オークハーバー レポート 4月2日(日)

さよならパーティー

 今日はオークハーバーで過ごす最後の日。ホストファミリーとの時間も、残りわずか。午前中は、ホストファイリートのひとときを楽しんだり、帰国に向け荷物をまとめたりしました。「日本で待っている家族に会いたい」「日本食が食べたい」「日本の友だちと話したい」…と思う一方で、「アメリカに留まって、もっと英語を上達させたい」「オークハーバーの家族と別れることが寂しい」…そんないろいろな思いが入り混じって、複雑な心境でした。

午後は「さよならパーティー」がありました。9日間お世話になったホストファミリーやタニーシャ、サラに感謝の気持ちを込めて、おもてなしをする会です。パーティーでは、研修生一人ひとりが出し物を発表しました。すでに、日本でのオリエンテーションで、どのような発表をするのか決めておくように言われていたので、日本から道具を持って来たり、練習をして来たりしている人もいました。金曜日の午前中の限られた時間で、パーティーの打ち合わせと確認をしました。研修生の中から、司会、はじめのことばや終わりのことば、プレゼント・メッセージカード贈呈の役割を分担し、研修生の手で会が運営できるように段取りをしました。ちなみに、メッセージカードは、アメリカでの生活が始まった2日目に、各研修生に小さな付箋を渡し、金曜日までに書いておくように言っていました。大変慌ただしい1週間の中で、時間を見つけ、精一杯の英語で感謝の気持ちを表現していました。

第1部は、日本の文化や伝統を紹介するデモンストレーションです。地域に伝わる「扇子踊り」「けん玉」「折り紙」「あやとり」「書道」「茶道」を紹介しました。
第2部は、得意なことを披露するパフォーマンスです。音楽に合わせてカップや拍手でリズムを刻むカップパフォーマンスや、ピアノ、リコーダー、ギターの楽器演奏、バレエ、バク転や逆立ちなどのアクロバティックなパフォーマンスを披露しました。ホストファミリーは、日本の伝統芸能を珍しそうに見たり、演奏を静かに聴き入ったり、一緒に歌ったり、感心や感動をして「おー」と歓声をあげたり、拍手をしたりして、皆楽しんでいる様子でした。

他にも、ホストマザーに目をつむってもらって、握手だけでホストした研修生を当てるゲームや、ホストシスターやブラザーに参加してもらい「ジャンケン列車」もありました。折り紙で作った首飾りや、日本から持ってきた物を参加者にプレゼントし、喜んでもらいました。

第3部は、修了証書授与です。TCのタニーシャとサラが、研修生一人ひとり名前を呼んでいきました。研修生には修了証書を、ホストファミリーには感謝状を渡していきました。研修生たちは皆、達成感や充実感に溢れ、満面の笑顔を見せてくれました。そして、事前に作っておいたキャンバスとメッセージカードを、研修生からホストファミリーに渡しました。ホストファミリーも、また喜びで満面の笑みでした。私たちの感謝の気持ちは、会場に来ている全ての人に伝わっていると信じています。

最後に、ひとこと…。私たちは、TCのタニーシャやサラのリードやサポートがなければ、こんなに充実した時間をアメリカで過ごすことはできなかったでしょう。英語、アメリカと日本の生活や文化の相違を授業で教えてくれ、ミドルスクールでの交流に際しては全てのコーディネートをしてくれ、お世話をしてくれているホストファミリーに日程の連絡をしてくれ、何かあれば相談にのり、問題を解決してくれ…本当に親身になって支えてくれました。プログラム参加者一同、心から感謝しています。

パーティーが終わり、ホストファミリーとの別れの時がやってきました。泊まるホテルまで送ってもらい、最後にハグをして、互いに別れを惜しんだり、再会を約束したりしていました。中には涙を浮かべる研修生もいました。

チェックインを済ませ、明日、早朝の出発に備えました。

オークハーバー レポート 3月31日(金)

授業&ボーリングへ

 今日は最後の授業です。午前中は、授業とホストファミリーへのプレゼント作りでした。授業の始めは、「アメリカについて新しく学んだことは何か?」「アメリカを離れるとき、一番寂しく思うことは何か?そして、それはなぜか?」という質問の答えを書くものでした。最近は「もう少し長くアメリカで過ごしたかった」「もう一度アメリカに来たい」という研修生がいます。また、偶然スーパーマーケットでホストファミリーと一緒にいるところに出くわしたとき、ホストシスターが「一週間は短い、もっと長くいてほしい」と言っていました。短い期間でしたが、お互いの文化を紹介し合い、心を通わせることができたようです。

次に、ホストファミリーと答えを完成させる宿題です。今回は、アメリカと日本の、隣人関係や家庭生活について比べたものでした。「隣人はどんな人なのか」「隣人のことをよく知っているか」「隣人とどんなことをするのか」「今の家にどのくらい住んでいるのか」「お手伝いは何をしているか」「家のどの場所が好きか」という質問に答えて発表しました。これが最後の宿題でしたが、今では、宿題がなくてもホストファミリーと質問や会話ができるほどに打ち解けています。

午前中の最後の活動は、ホストファミリーへのプレゼント完成です。キャンバスはほとんどの人が出来上がっていたので、今日はメッセージカードを完成させました。メッセージカードには、折り紙を折って貼ったり、日本の食べ物などをデザインしたシールを貼ったりして工夫をしていました。メッセージは、英語で一生懸命書いていました。英語の使い方が間違っていても、感謝の気持ちを込めて作ったメッセージカードは、きっとホストファミリーに伝わるはずです。

ランチは、スタディーセンターで食べました。みんなで食べるランチも最後です。何もかもが今日は最後で、少し寂しい気がしました。午後は、ボウリングの予定です。出発までの間に、グループ対抗の単語ゲームをしました。以前に同じゲームをした時よりも、単語の数が増えていました。成長です。

ボウリング場に向けて出発です。今日は少し長い時間歩きましたが、行きの道のりでは、研修生たちの会話が弾んで、あっという間に到着しました。数日前に、羽田空港で初めて出会ったとは思えないくらい、長く一緒にいるような雰囲気でした。4、5人のグループでレーンを分け、ゲームをしました。ストライクやスペアをとると、グループから歓声が上がったり、ハイタッチをしたりしている姿が見られました。ピザやジュースも配られ、おいしそうに食べていました。2時半の迎えまで時間があったので、どのグループも2ゲーム目に挑戦していました。1ゲーム目に、得点がなかなか取れなかった人が、2ゲーム目で挽回したり、初めてストライクをとったと喜んでいたり、楽しい時間を過ごしていました。チームオークハーバーのいい思い出になりました。土曜日、日曜日はホストファミリーと過ごす最後の時間です。そして、日曜日の午後はいよいよ「さよならパーティー」です。

オークハーバー レポート 3月30日(木)

授業&ミドルスクールへ

 午前中は、授業とホストファミリーへのプレゼント作りでした。授業の始めの質問は、昨日の消防署見学のことでした。楽しかったことを2つ、理由をつけて書くこと、新しく学んだことを1つ書くことです。アメリカと日本の消防署は似ている部分が多く、わかりやすかったようです。

次に宿題の答えを発表しました。今日は、ホストファミリーが、朝食、昼食、夕食、スナックについて、一番好きなものをそれぞれ聞いてきていました。質問の最後には、「アメリカの食べ物であなたが一番好きなものは何ですか?」と聞かれ、多くの人が「ピザ」と答えていました。他にも、ハンバーガー、ホットドッグ、タコスも人気がありました。アメリカには、各国料理、多種多様な食べ物があります。多民族国家、多文化社会のアメリカだと実感します。

次に、ホストファミリーへのプレゼント作りの続きでした。キャンバスは、ほとんどの人が完成しました。好きなキャラクター、ホストファミリーの似顔絵、一緒に暮らしたホストファミリーの家、アメリカと日本の友好を表した国旗などをデザインしていました。研修生の個性や、ホストファミリーとの思い出がつまった温かいプレゼントになりそうです。そして、次はメッセージカードを作成しています。お世話になっているホストファミリーに感謝の気持ちを込めて作っています。明日は完成予定です。

今日は、学校でアメリカの生徒と一緒にランチを食べるようになっていたので、10時40分にスタディーセンターを出発しました。ランチを食べる部屋で、バディーや他のアメリカ人の生徒と会話を楽しみながら食事をしました。ノースウィッビーの研修生は、昼休みにグランドで鬼ごっこをしました。グループのみんなとすっかり打ち解けています。昨日まで一緒に授業を受けたバディーと名残惜しそうに別れて、今日は新しいバディーと授業を受けました。歴史の授業では、アフリカン・アメリカンの人々の歴史や文化について学んでいました。資料と教科書を持って、ペアで教室の壁に沿って置かれている絵や写真を見ながら、ワークシートにそれぞれの内容をまとめていくものでした。文学の授業では、「ロミオとジュリエット」を役割分担して音読していました。その後に、選択問題や、具体的な内容や理由を問う問題を、ポイント制でグループ対抗にして発表させていました。全員が授業に参加していて、一緒に受けるだけでもワクワクする授業でした。自分の意見を持ち、はっきりと発言したり、疑問点は挙手をして先生に質問したり、友人と積極的に話し合ったりすることができるところは、アメリカの学生の良いところだと言っている研修生がいました。アメリカのミドルスクールで授業を体験し、良さや違いをたくさん発見できました。全ての授業が終わり、玄関で集合していると、バディーがお別れを言いに来て、ハグをしている研修生がいました。言葉で伝えることはまだ難しいですが、心は十分通い合っていたようです。      

オークハーバー レポート 3月29日(水)

授業&消防署見学&ミドルスクールへ

      昨日よりも寒くなりました。スタディーセンターに、研修生が集まってきました。ここでの生活に少し慣れてきたようです。

午前中は、授業と消防署見学です。授業の始めは、日本の学校のことについての質問に答えるものでした。教科、制服、休日、昼食時間のことなどについて書きました。次に、宿題の答え合わせをしました。アメリカと日本の、小学校、中学校、高校についての質問です。ホストファミリーに質問して答えをメモしてきていました。アメリカの学校の登校時刻は、高校、中学校、小学校の順に早いそうです。下校時刻もまた、高校、中学校、小学校の順に早いそうです。どの校種も生徒が学校にいる時間の長さは変わらないようです。日本はどうでしょうか?登校時刻は、アメリカと同じように、高校が早く、小学校が遅いですが、下校時刻は異なります。日本は小学校が早く、高校が遅いです。日本では、高学年になるにつれて学校にいる時間が長くなります。さらに部活生は、放課後も学校で活動があり、中学生は7時頃、高校生は9時頃に帰着する人がいます。部活動に所属していなくても、習い事や塾で遅くなる人がいます。タニーシャやサラは、中学生がこんなに遅くまで学校で活動していることに大変驚いていました。

次は、消防署見学です。消防署では、たくさんの体験をさせてもらいました。防火服を着たり、てこの原理を利用して重たいものを運ぶことができることを綱引きで体感したり、消火の放水をしたり、人命救助のリフトをしたり、消防車に乗ったりしました。最後には、消火活動や人命救助のデモンストレーションを見せてくれました。消防署の方々はとても親切で、楽しく丁寧に説明をしてくれました。ランチも消防署内の部屋で休憩をさせてもらいました。

午後は、昨日と同じミドルスクールに分かれて行きました。図書室で自分のバディーを待っている間は、昨日の緊張した様子と違い、早く来ないかと待ち遠しくしている様子でした。お互いに相手を見つけると、5時間目の授業に急いで行っていましました。美術の授業では、一緒に色塗りをしていました。アメリカ人の生徒は人魚のイラストに色を塗っていて、日本人の生徒は舞妓さんのイラストに色を塗っていました。周りにいたアメリカ人の生徒が「うまいね」と褒めていました。バディーだけではなく、周囲の生徒たちも温かく接してくれています。また、先生が日本人の生徒が授業に参加することを配慮して、日本的なデザインを準備してくれている細やかな心遣いに感謝したいです。体育に参加をした生徒は、初めてホッケーをしたそうです。日本の体育の授業では、なかなかしない競技なので、楽しかったようです。他にも、数学、歴史、理科、音楽、PC、珍しい教科では、リーダー育成の教科もありました。今日も5、6時間目の2教科の授業に参加しました。アメリカのミドルスクールで、授業を体験するのも明日が最後です。授業を通して、バディーだけでなく、周囲のアメリカ人の生徒とも仲良くなってほしいです。多少わからなくても、自分から輪の中に入ろうとしてほしいです。          

オークハーバー レポート 3月28日(火)

  授業&オークハーバー・ミドルスクール、ノースウィッビー・ミドルスクールへ

 小雨がぱらつき、風もあり、寒い一日でした。スタディーセンターに、昨日と同じように研修生が集まってきました。テーブルやイスのセッティングを率先して手伝います。


 午前中は、タニーシャとサラの授業です。始めの質問は、ホストファミリーと過ごして楽しかったことや、日本の家族とホストファミリーの生活様式の違いについて英語で書いて答えるものでした。隣の人と相談をせずに自分の考えを書くように、と指示がありました。グローバル社会に生きる研修生たちにとって、自分の意見や考えを持つことはとても重要なことです。英語のスキルアップだけではないものも学んでいます。次は宿題の答えの確認です。宿題は簡単な英語での質問です。しかし、ホストファミリーに聞かなければ答えられないものでした。なかなか自分から会話を切り出すことのできない研修生にとって、この宿題を通してホストファミリーとの会話が増えたり、距離を縮めたりできたと思います。次に自己紹介をしました。名前、年齢、好きなことを発表しました。全員がすらすらと言うことができました。そのあと、自己紹介に言わなかった内容を質問にしてカードに書きました。カードを1枚ずつ引いていき、質問を読んで、自分の答えを発表しました。次に、名前を覚えるゲームをしました。出会ってまだ4日目、そのうちの1日はホストファミリーと過ごしているのでグループの全員で会うのは3日目です。全員の名前を覚えて、グループとしてまとまるいい機会でした。TCにとっては、日本人の名前は覚えにくいものですが、完璧でした。短期間でも研修生一人ひとりを大切にしてくれています。午前中の最後は、ホストファミリーに渡すプレゼント作りをしました。今日は小さなキャンバスに下絵を描くところまでしました。


 ランチは、ステイ先から持ってきたものでした。ホストファミリーがお腹いっぱいで食べられなくなるほどのランチを持たせてくれています。メニューも、サンドウィッチ、おにぎり、サラダ、スープ、フルーツ、スナック、ジュースなどバラエティーに富んだものでした。


 午後は、2つのグループに分かれて、2つのミドルスクールに行きました。タニーシャのグループはオークハーバー・ミドルスクールに、サラのグループはノースウィッビー・ミドルスクールに行きました。アメリカの学校で一緒に授業が受けることは、またとない経験です。しかし、行きの道のりも、到着して学校の玄関から中に入るときも、図書室でバディーの生徒(授業を一緒に受けてくれるアメリカの生徒)を待つ間も、終始緊張の様子でした。そこに、それぞれのバディーがやって来て、研修生の名前を呼びました。すると、急に笑顔になり、皆次々と5,6時間目の授業へ行ってしまいました。6時間目の授業が終わって、図書室に戻ってきたときは、楽しかったと興奮して話していました。英語は速すぎてわからなかったようですが、授業の楽しい雰囲気を共有できたようです。勇気を出して、明日はアメリカの友だちと自分からコミュニケーションをとってほしいものです。                     

オークハーバー レポート 3月27日(月)

 授業&オークハーバーの町へ

 朝はくもり空で、雨は降っていませんでしたが、気温は低く、ジャケットが必要でした。初日にホストファミリーと会った駐車場は、私たちがこれから学習するスタディーセンターのある場所でした。スタディーセンターの前に、ホストファミリーの車で、次々と研修生が集まってきました。一昨日の疲れは、休日の間にとれた様子でした。また、休日にホストファミリーと楽しく過ごしたことについて、お互いに語り合っていました。シカゴに行った人、ショッピングモールに買い物に行った人、ボウリングで遊んだ人、ホストブラザーと一緒に卓球をした人…ホストファミリーの温かく迎えられたことをうれしく思います。同時に、自分の言いたいことが英語で伝えられなかったり、ホストファミリーの英語が理解できなかったりして、戸惑いもありました。しかし、トライしようとしたようです。ある研修生は「アメリカに来るまでは日本に帰りたいと思っていたけど、アメリカでホストファミリーと2日間過ごしたら、もう日本に帰りたくなくなった。」と言いました。英語や、アメリカの文化や人々に興味があり、目的をもって来ている人は、そう思うでしょう。                                   
 

午前中は、タニーシャとサラがオリエンテーションをしました。始めに、このジュニア留学プログラムの意義や目的、ホストファミリーに対して研修生がすべきことや心構え、ルールが書かれたプリントや冊子を輪読していきました。発音や意味がわからない単語がたくさん出てきましたが、タニーシャやサラに発音を教えてもらいながら努力しました。すでに日本でのオリエンテーションで話した内容に重なるところが多くありました。                                                                                                                     
 

ランチはタニーシャとサラ、ホストファミリーが準備をしてくれました。ホットドッグ、フライドチキン、サラダなどに、ジュースやスナックもありました。ソーセージを温めて出してくれたり、食べる前にでき立てのフライドチキンを持って来てくれたり、細やかな心遣いがありました。TCやホストファミリーが、研修生をとても大事にしてくれています。                                                                                              
 

午後は、オークハーバーの町へ行きました。スタディーセンターから15分歩くと海岸沿いの通りに到着しました。40分の自由時間で通りや、通りから見える海を見たり、買い物をしたりしました。再び15分かけてスタディーセンターに戻りました。「ミュージックチェアー・ゲーム」日本では「イス取りゲーム」をしながら、アメリカの中高生が来るのを待ちました。2時ごろにアメリカの中高生が到着しました。名前、学年、好きなことや特技を紹介してくれました。ピアノの演奏や歌も披露してくれました。タニーシャが「何か質問はない?」と研修生に聞きましたが、誰も質問することができませんでした。英語に自信がないから…でしょうが、まずコミュニケーション第一です。たとえ質問した英文が文法的に少し間違っていたとしても、質問された相手は、質問されないよりうれしいと思います。どこの国でも、友だちを作るときは、相手を知ろうとしたり、自分を知ってもらったりするためのコミュニケーションが重要です。この一週間はアメリカで友だちを作るチャンスです。明日は勇気を出して、話しかけてくれることでしょう。                                               

オークハーバー レポート 3月25日(土)

 オークハーバーへ出発

 修了式を終え、春休み初日、ジュニア留学の出発の日がやってきました。日本国内線、国際線、アメリカ国内線の3種類のチケットの発券で時間がかかり、家族との別れを惜しむ間もなく、あわただしく旅立ちました。


これから体験するアメリカでの出来事に期待と不安を抱きながら、オークハーバーグループのメンバー23人が宮崎、大分、東京から羽田空港に集まりました。全員で顔を合わせたのは、これが初めてですが、時間が経つにつれて、同じグループの仲間としだいに交流の輪が広がって行きました。日本時間16時25分、羽田空港発のユナイテッド航空で、まずサンフランシスコ空港へ出発です。約9時間のフライト中は、機内食2食を楽しみ、アメリカとの時差に体を合わせるため、しっかり睡眠をとりました。アメリカ現地時間25日9時45分、やっとサンフランシスコ空港に到着しました。入国審査を終え、次は国内線でシアトル空港に乗り継ぎです。サンフランシスコ空港を12時50分に出発し15時にシアトル空港に到着しました。そこには、私たちのTC、タニーシャとサラが迎えに来てくれていました。オークハーバー行きのバスに乗るとき、タニーシャがひとり一人に、How are you? Nice to meet you.と笑顔で声をかけてくれました。機内で長時間過ごしたため、少し疲れた表情でしたが、TCと初めての英語での会話で、研修生も笑顔が見られました。


 シアトル空港から、いよいよホストファミリーが待つオークハーバーへ向かいます。オークハーバーに近づくと、くもり空から、しだいに雨が降り出しました。シアトル空港から約2時間のドライブのあと、教会の駐車場に到着しました。そこにはすでに、これからお世話になるホストファミリーが、手作りのウエルカムボードを持って迎えに来てくれていました。温かい雰囲気の中で、次々と研修生たちはホストファミリーの車に乗って帰って行きました。その後は、ホストファミリーに連れられてレストランで夕食をとったり、日本のものを紹介したりしている様子がタニーシャからから伝えられてきました。どの研修生もアメリカでホストファミリーに出会うまでの不安な表情と違い、心から安心している笑顔でした。


 アメリカでのホームステイ生活がいよいよ始まりました。研修生は、英語でのコミュニケーションだけでなく、アメリカに住む人々の暮らし、文化、考え方などを学ぶことできます。ホームステイの3つの基本姿勢である「目標」「ギブアンドテイク」「トライ」を心にとめて11日間を過ごしてほしいです。
 また、今回ホストファミリーとしてボランティアで受け入れてくださった、アメリカの家族に感謝をしています。研修生には、ホストファミリーとの交流する中で、その気持ちを伝えていってほしいです。

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