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3月26日(木)
一日中雨だった昨日から、今朝は一転晴れ渡り、空港へ向かう朝日が眩いほどであった。集合時間は、早朝7時15分、バス出発は7時30分。この15分で様々なチェックや注意事項を終わらせるためには、皆さんの協力が必要だ。現在の鹿児島空港駐車場の混雑問題を話していたため、全員が時間に余裕を持って来てくれた。私は職業柄か、生徒のスーツケースを持つと、重量オーバーしているか否かが瞬時にわかる自称歩くスケールだ。しかし今日は、何人かのスーツケースが微妙に超えているかギリギリOKかどうかがわからなかった。空港内での集合ならば、カウンターで量れるのだが…と思っていたところに、なんとケンシロウが小型の荷物のスケール機器なるものを持ってきていた。こんなものがあるのか、と感心しながら見ていると、案の定二人が重量オーバー。その場で荷物を取り出してもらった。ありがとうケンシロウ!
荷物のチェックから出発式までスムーズに進み、バスは定刻に出発。現在の世界情勢を考えると、親も子も不安なのは十分理解できる。いつもより更にもって引率の重責を感じている。今年ほど必ず無事に連れて帰る!と心に誓ったことはない。全員が車窓から保護者や先生達に手を振る生徒たち。表情には出さなくともきっと期待や不安など複雑な思いを胸に鹿児島空港を後にしたことだろう。いつまでもバスに手を振る保護者の姿が段々小さくなり、バスは一路熊本空港へ。
事前に3校合同の顔合わせをしていたおかげで、自然と他校の者同士が座席を隣り合わせに打ち解けている。熊本空港にも、定刻通りに到着し、無事に搭乗手続きから出国審査を終え搭乗口へ。約2時間強のフライト時間の中では、慌ただしく機内食が配られる。スターラックス航空の機内はとてもきれいで、飛行機もまだ新しい感じがした。台湾の台北空港に到着後、乗り継ぎのため、再度セキュリティーを通り、搭乗口へ。そこに行く前に台湾ドル換金のために、両替所へ。何人かが換えたところで、実は今は日本円も使えるということがわかり、換金はせずに日本円で支払いすることに急遽変更する。色々と事情はわかるものだ。
ここでは、待ち時間がかなり長かったが、最初に空港内散策のために約1時間解散。再度集合し、現地での注意事項やサヨナラパーティの話し合い。その後、軽い夕食のため再度自由時間。飲茶やその他の台湾料理を堪能した。8時30分までの搭乗時間長いと感じていたが、意外にあっという間だった。台湾からシアトルのフライトは、夜行便なので、ちょうど疲れて自然と眠れるフライトである。遅い夕食が出て、映画や音楽を楽しみながら、10時過ぎるくらいには機内も暗くされた。狭い座席で座ったまま寝るという非日常ではあるが、全員よく寝ていたように思える。
私が眠りにつく時に、隣に座っていたアミとミオA.が経度と緯度の話をしていたのが聞こえていたのだが、一寝入りして目が覚めると、隣に座っていたアミが、ノート片手になにかを書いている。何をしているのかを問うと、「地球が自転している向きに逆らい自分たちが移動している速度は、自転よりどのくらい差があるのか」を計算していたらしい!!自転の時速が毎時15度進むので、台湾とシアトルの経度差をだして、それをフライト時間の11時間で割り、その比率を1対15と比べたら、結果私たちは、地球が毎時15度に対して、25度で進んでいる。私たちは自転より早く移動していて、さらに1時間あたり40分マイナスで移動していることになるから、それをフライト時間の11時間にかけたら、440分、約7時間マイナスに移動していることになるので、移動時間を省いても、7時間得したことになる、とのこと。数字に弱い私は、内容を聞いてもさっぱりだったが(笑)。「Chat GPTに聞いたら一発でわかるんですけど、スマホがないので。。。」とアミ。スマホがないと自然と自分の頭を使ってこういうこと考えるのだなと、改めて感心すると同時に、スマホの便利さの中で生活していると、気づかないことも多い。いずれにしても、スマホのないここでの生活で何か得られるものがあればいいなと思う。
スイとアオイの座席の隣にアメリカ人の23歳の青年が座っていて、二人は彼とフライトの時間たくさん話をしたようだ。「二人はとても英語が上手で、きっとここでも良い経験をして楽しめるよね」と言っていた。スイは彼と出会った記念にと、機内で折り紙を折って渡したそうだ。Good Job!!
いよいよアメリカ大陸が見えてきた。特に体調不良を訴える者もおらず、忘れ物だけはしないでほしいので、何度も注意を促しながら最後に飛行機を降りる。私たちが日本を出発すると同時くらいに、「アメリカの空港大混乱」というニュースが!アメリカの政府機関の予算が成立せずに、空港職員に給料が払われず離職する人達が増え、空港が大混乱に陥っているとのこと。東海岸の空港は数時間以上待ちと報道されていたが、シアトル空港では、そこまではなかったが、いつもより確かにスタッフが少ないように感じた。ただ長い列の中で待つだけの時間は約1時間半以上。シアトル空港の入国審査は40のブースがあったが、その四分の一の10ブースしか入国審査官がおらず、いつもとは違う光景だった。そしてその中の一つのブースにはなぜかPoliceと胸に書かれたオフィサーがいた。警察官が入国審査官に駆り出されている???とよくわからない場面に遭遇した。
ルナに何があったのかを聞いてみると、「君はなぜそんなに笑っているんだ?」と言われたらしく、その後に連れていかれたらしい。実は私にも責任があり、「心象よく、笑顔で挨拶しなさいね。」と言っていたので、彼女はずっとニコニコしていたらしいのだ。他にアヤナはホストファミリーの住所を見せろと言われたので、あらかじめ持っていたホストファミリーの住所をもってよかったと言っていた。審査官によっては時には全く別の質問をしたりするので、様々な事例を知っておかねばならないと改めて思うことだった。こころなしか、ここの入国審査をみんな一番緊張していたようだ。
全員無事に終えて、ホストファミリーやクリス先生の待つ出口へ!たくさんのファミリーがサインボードをもって待っていてくれた。その歓迎ぶりに生徒達も皆笑顔だ。旅の疲れもふきとんだことだろう。ミオA.は、シアトルマリナーズの試合に連れていってもらえるらしく、長く待っていたファミリーは早々に空港をあとにした。引率者としては、無事にアメリカに到着し、ホストファミリーに引き取られていき、この時が第一段階の安堵の瞬間である。ここに来るまでに一つずつ様々なことをクリアして、次につなげられることが何よりの喜びである。明日も元気な姿でみんなに会えることを楽しみにしている。長旅お疲れさま!!そして、保護者の方もどうぞご安心のほどを!!おやすみなさい!