このホームステイは、観光旅行ではありません。「体験学習」であり、「人材育成」プログラムです。生活体験や文化交流による「異文化学習」が、その大きな目的であり、日本の家族を離れ、異なる環境の中で、ひとりで生活することによる「自立」もまた、目的の一つとしています。

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アカデミックホームステイ

Q01: クラブ活動の試合の日程と重なって、スケジュールが合わないのですが。
出発日は、原則的に7月下旬に、11グループが次々に九州から出発していきます。センター職員が現地に常駐していますので、ご質問のようなスケジュールの折合いがつかない場合でも、このプログラムは対応できる場合があります。例えば、本来のグループの出発日から遅れて、他のグループと出発して現地で合流したり、少し早めに他のグループと帰国したりすることも可能です。いろいろなスケジュールや日程の変更などが起きた場合でも、対応することができる場合がありますので、このような場合、申込まれる前に、担当者にご相談ください。

Q02:小学生でもやっていけますか。
コミュニケーション方法で、最も便利で、効果的なものは「言語」です。当然、我々には母国語というものがあり、その道具を使ってコミュニケーションを図ります。ところが、ホームステイに参加する場合、異言語であるため、その道具を所有していません。だから、コミュニケーションがスムーズにいかないという事実はありますが、全然コミュニケーションができないということはありません。それは、コミュニケーション方法には「非言語」によるものが数多くあり、我々は「言語」以上に「非言語」によって多くの情報を得ているのです。例えば、電話を利用してコミュニケーションする場合、そこには「言語」しか存在せず、「非言語」による情報は全くありません。だから、数多くの誤解が電話でのコミュニケーションには発生するのです。ホームステイの場合、現場に参加者はいます。すなわち、時間と空間を共有していますので、相手に理解しようという気持ちがあり、こちらが伝えたいという意思がある限り、コミュニケーションは可能なのです。ですから、小学生であっても伝えたいという意思があれば、充分にやっていくことはできるのです。

Q03: 観光旅行とホームステイの違いは何ですか。
基本的に、「ホームステイは観光ではない」という言い方をしますが、それは、厳密な表現ではありません。何故ならば、実際にはホームステイという滞在方法ではあるけれど、実質的に観光旅行であるというのは、いくらでも存在するからです。すなわち、ホームステイという形を変えた観光旅行であり、ホームステイとは、学生のための海外旅行というような現状があります。理念的に、「ホームステイは観光旅行であってはならない」という表現が、適切ではありますが、残念ながら、数多くのホームステイプログラムにおいて、現実は程遠いものがあります。観光旅行とホームステイの違いを端的に述べるなら、「娯楽性と教育性」の違いでしょう。観光旅行はレジャーであり、ホームステイは学習なのですが、その線引きがあいまいな状態になっております。センターのホームステイは、教育性を追求する異文化理解研修プログラムですので、娯楽性の持つ「楽しさ」「面白さ」「気楽さ」より、教育性の持つ「厳しさ」「困難さ」「大変さ」に満ちていることをご理解いただきたいと思います。

Q04: アメリカ以外にプログラムはないのですか。
結論から申し上げますと、このプログラムでは、アメリカしか取り扱っておりません。でも、それにはセンターなりの大きな理由があります。ホームステイは、子供達に信じがたいほどの多大の影響を与えます。ですから、初めて、ホームステイする場合、その対象国選定は、大変大事なこととセンターでは考えております。ご存知の通り、アメリカは世界のリーダーシップを取っている国の一つであることは、誰もが認めるところでしょう。政治においても、経済でも、教育でも、産業でも、科学でも、世界の中心地であり、アメリカ抜きで世界を考えることは、現実的ではありません。もちろん、人種や民族問題、犯罪や治安の問題、環境問題、移民問題など、数多くの国内問題をも内包しつつ、世界で唯一の超大国としての地位を築きつつあります。一方、日本は、経済においてはGDPベースで、世界第3位の経済大国であり、確かな先端技術を有する先進国家であります。そのような国に生まれ育った日本の若者たちが、初めて海外に赴き、その国の家庭生活や市民生活、社会生活を通して、向上的な何かを一般論として学び、体験し、刺激を受け、動機づけを期待するのであれば、日本以上の先進国家に行くことの必要性を、センターでは優先順位の一番目に考えているわけです。

Q05: 一人で参加する勇気がありません。
プログラムに参加するためには、二つの要件が必要です。それは、「親が許可すること」「本人に参加する意志があること」です。簡単な要件ですが、親が許可しているのに本人が希望しない場合や、本人が希望しているのに親が許可しない場合が、非常に多いのです。基本的に、前者は「男子学生」に多く、後者は「女子学生」に多く見られるケースです。つまり、男子学生の場合は、親は参加させようとしますが、本人は行きたがりません。反面、女子学生は行きたがりますが、親が許可しません。一般論として、親は何故、参加させたいのでしょうか。プログラムの参加に、あなたの両親は何を求めているのでしょうか。おそらく、その必要性を感じているからでしょう。親として、プログラム参加は、子供であるあなたに必要なことと考えているのでしょう。もし、あなたが参加する勇気がないとするなら、あなたの親は、その勇気をあなたに求めているのかもしれません。参加するという勇気は、自己との戦いです。これまでのすべての参加者は、この戦いの中で、不安になり、弱気になりながらも、一歩前に進む決断を下したのです。でも、その陰には、一歩前に進む勇気がなくて、後悔した人をセンタースタッフはたくさん知っております。戦わずして後悔するより、たとえ戦って惨敗したとしても、そこに意義を見つけて前進する、そんなしたたかで、向上的な考え方をして欲しいと思います。

Q06: 何年生でホームステイするのがベストでしょうか。
このプログラムの中核にあり、根底に流れているテーマは、「自立」です。その意味では、より早くから参加することで、親からの自立に目覚め、客観的な視点を培うことに役立ちます。以上のことはプログラムの総論的な成果として指摘できます。次に、参加年齢による効率性を論じた場合、絶対的に、どの学年で参加することが最も得策であるという判断は、極めて困難であり、相対性があります。例えば、小学生での参加は、「国際理解に関する動機付け」としての意味合いが濃く、中学生での参加は、「英語学習への動機付け」と位置づけられ、基本的に15歳以下のプログラム参加は、一言で言えば「きっかけ作り」でしかありません。次に、高校生、大学生の参加は、実際に英語という言語を使って、「異文化理解」や「英語力の向上」という実質的内容を伴うものへと、その参加目的は変化していきます。ですから、どの学年で参加したらいいかとお考えになる前に、何の目的で、ホームステイに参加しようとしているのかという視点で、お考えになることをお勧めいたします。

Q07: オリエンテーションの内容を説明してください。
オリエンテーションは2回行われます。1回目は6月の休日に、参加者と保護者を対象に九州各県の7会場で行われ、内容は、「異文化理解について」「ホームステイの学習の仕方」「危機管理」「出発準備」などをセンターが担当して行います。2回目は7月上旬から中旬にかけての休日に、参加者のみを対象に九州各県で行われ、「出発解散などの説明」「ステイ地について」、異文化摩擦の「ケーススタディ」「規則や注意事項」「グループ学習」などについての説明や打ち合わせなどが行われます。さらに、帰国後は、「異文化体験報告会」が実施され、数多くの国際交流体験者が陥りやすい問題点を指摘し、帰国後の「家庭生活でのあり方」「学校生活でのあり方」などの指導を行ってまいります。これらの一連の内容は、この貴重な国際交流のプログラムの成果を高めるために、極めて大切なことです。なお、九州以外からの参加者のためには、オリエンテーションの録音CDを郵送することで対応しております。

Q08: ホームステイに参加して何が得られますか。
最もご指摘できるものは「自立」です。これに関しては、「保護者の皆様へ」のページで詳述してありますので、これ以外のことについて敷延してみたいと思います。一般的に、英語の勉強になるからという理由で、参加を希望される人がいますが、一概に、参加しさえすれば、英語の勉強になるとは、必ずしも思えません。もし、英語力がついたと実感した参加者がいたとするなら、英語が好きな人だったか、事前に、英語の勉強をした人でしょう。さらに、国際感覚を身につけさせたいという保護者の希望もあり、参加される人もいますが、海外の家庭で生活するだけで、国際感覚が身につくというのは、妄想でしょう。いくらホームステイであっても、漫然と参加されるだけだったら、それは観光旅行以外の何物でもありません。センターでは、ガイドブックをお渡しし、交流のあり方から、学習の仕方までを事前に指導します。これらの指導に従い、自分の目的を持って事前に準備、学習されたものから確実に貴重なものが得られるのです。

Q09: ホストファミリーはどのような方々ですか。
職業や宗教、人種や家族構成も様々です。必ずしもご夫婦で、子供がいて、子供達の年齢が同世代であるとは限りません。ホストファミリーについて共通していえる事は、すべてのホストファミリーは日本に関心があったり、日本人や日本の文化に興味をもっていらっしゃったりする方々です。そして、ボランティアでお世話してくださいます。もし、同様のスケジュールをホテルに滞在しながら実施すれば、少なくとも研修費用は10万円以上の負担増になります。ホームステイする事によって、宿泊費がなくなり、食費も外食をしない分だけ安くなるため、このような長期滞在が可能となってくるわけです。ですから、家庭生活ではステイさせて頂いている事に感謝し、ギブアンドテイクの精神を貫いて頂きたいものです。なぜなら、ホテルはお金さえ払えば誰でも滞在させてくれますが、ホームステイは、そこの家庭の人が同意されなかったら、いくらお金を払ってもステイできないからです。彼らのボランティアの気持ちを踏みにじる事のないように、「自分はホストファミリーのために何をしてあげられるか」という気持ちを常にいだきながら、彼らとの家庭生活を過ごして欲しいものです。

Q10: ホームステイ地を希望できますか。
原則として、ホームステイ地は希望できません。なぜなら、このプログラムは観光旅行ではなく、異文化学習を目的とするホームステイプログラムであり、観光旅行のように、希望の訪問先へ行くということが目的ではないからです。センターでは、参加者の性別、学年などを考慮して、適正配置しております。もし、特別な理由で、ステイ地を希望されることがありましたら、担当者にご相談ください。

Q11: 現地での授業はどのような内容ですか。
終日研修日を除く午前中は、毎日、正午までアカデミックセンターで授業が行われます。この授業は、現地の先生が担当し、引率者は助言程度で、オブザーバーとして授業に参加されます。授業の内容は、英語で行われますが、英会話を教えるのではなく、毎日の家庭生活に役立つようなアメリカの文化の紹介が、テキストとして配布され、その内容にそって行われます。例えば、郵便物の出し方、電話のかけ方、お金の説明、アメリカの家庭生活の役割分担についてなどです。また、発声練習や文型の応用、英語の歌やゲームなども取り入れられております。さらに、授業の最後には、毎日、宿題が出され、その内容は、ホストファミリーと一緒にやらなければできないようなものになっています。そのねらいは、宿題を通して、生徒にホストファミリーと会話や交流をさせようというところにあります。

Q12: ホームステイは1人で滞在するのですか。
原則的には1人で滞在します。しかし、ホストファミリーの決定は、ホストファミリー側の希望で行われますので、最初から2人の学生を滞在させることを希望しているホストファミリーも数多くいらっしゃいます。また、2家庭から希望されて2週間ずつ2家庭にホームステイするというケースもあります。2011年度のプログラムでは参加者の7割が1人で滞在し、3割の人が2人一緒にステイしております。

Q13: 治安は良いのでしょうか。
ステイ地の選択については、センターの38年間のホームステイ実績を活かして、特に考慮されています。参加者が安全、かつ快適に生活できるよう、郊外にステイ地を設けてあります。しかし、この質問の中で最も大事なことは、「危機管理の指導」にあるとセンターでは考えております。いくら治安の良いところに滞在しても、異文化の生活では情報が不足し、知らないがゆえに、危険な行動を自らが行うことが多々あります。実際に、日本人が海外で遭遇する事故、事件の数多くは、「危機管理の欠落」を原因としていると言っても過言ではありません。自国が極めて安全な環境であるがゆえに、我々日本人は、海外でも同様の感覚で過ごしてしまいがちです。そのような意味と、そのような姿勢でいる限りは、治安が良いと答えられる海外は、現存しないのかもしれません。このような視点に立って、センターでは「危機管理の指導」に徹底したオリエンテーションを開いております。センターで作成した「ケーススタディ」と「ホームステイにおける危機管理」を利用して、合計4時間にわたり、「危機管理」について指導いたします。また、期間中はセンターの日本人スタッフが常駐しており、異文化摩擦のカウンセラーとして問題解決にあたるなど、万全の態勢で臨んでおります。過去38年間にわたり、1万人を超える参加者が何ら事故、事件に巻き込まれることなく、プログラムが運営され続けていることも、このような理由に基づくものと考えております。

Q14: ホームシックは、どうすればいいのでしょうか。
ホームシックといっても、人それぞれに、症状は異なります。単なる、「日本が恋しい」「日本食が食べたい」「お母さんに会いたい」というような気持ちは、ほとんどの参加者が期間中に一度は思うものであり、むしろ自然なことですので、この程度のことで心配することは何もありません。ところが、これらのものが、「食事がまったく喉を通らない」「ふさぎこんで、無口になったり、問題行動を起こそうとしたりする」「泣きわめく」などと、段階的に異なる症状に発展していくことが見られます。このような症状が見られるようになった場合、日本人スタッフがカウンセラーとして対応してまいります。センターの日本人スタッフは過去に数多くの経験を踏まえておりますので、最良の判断と適切な処置が取られると思います。ただし、上記のような重度のホームシックになる確率は1%以下であり、さらに1週間以上も継続するような状態が続いた事例は、1万人以上の参加者の中で、わずかに2名発生しただけですので、ご心配されるほどのことではありません。通常の場合は、時間の経過と、異文化に順応していくにつれて、ホームシックは必ずおさまっていきます。

Q15: おこづかいは、いくら必要ですか。
このプログラムは研修です。従って無駄使いは厳に慎んでください。高額のお金の所持はトラブルの原因となります。以上の事から、センターでは下記の金額を最高額としておりますので厳守してください。
小・中学生300ドル、高校生・大学生400ドル

Q16: 期間中、現地の様子がわかりますか。
ホームステイ期間中、センターでは現地の様子を、センターのホームページ上で公開しております。グループ活動の様子を日記形式で報告し、写真もグループごとに、掲載いたします。また、引率指導者や現地の先生、参加者の様子などもグループごとに動画ファイルにして、日本の保護者や関係者の皆様がご覧いただけるようにしてあります。昨年のものは、現在も公開中ですので、ご参考までにご覧ください。

Q17: 病気やけがをしたらどうしたらいいのですか。
このプログラムは、参加者数の多さと実績においては、全国的にも有数なプログラムの一つですので、病気やけがの場合でも、万全の態勢がとられております。例えば、滞在中、病気やけがをした場合の治療費、携行品を盗まれた場合の補償、また、参加者が他人に迷惑をかけて、損害賠償を請求されたりした場合など、様々な事故等に対応できるように、主催者名で参加者全員を対象とした保険に加入しております。その補償額は下記の通りです。なお、さらに上乗せして補償を希望される方には任意保険も準備しております。

 死亡・後遺傷害       5000万円 (特別補償2500万円を含む)
 治療・救援費用        500万円
 疾病死亡           2000万円
 賠償責任           10000万円
 携行品(免責金額3,000円)  15万円

Q18: 申込み後、どの様な準備をしたらいいのですか。
申し込み手続きをされてから、皆さん方がやらなければならないのは英語の勉強です。申し込み後、センターからガイドブックが送られてきますが、その中には、皆さんがホームステイ期間中、必要と思われる238の英会話文を掲載してあります。もちろん、発音例を録音したCDもお渡ししますので、出発までにこの238文を丸暗記するよう心がけてください。特別、英会話学校に通う必要はありませんが、希望者には、県によって、このホームステイに参加される方だけを対象として「ホームステイ英会話」を無料で春頃から開校しますので、事前にお問い合わせください。なお、研修準備や、おみやげ、スーツケースなどに関する説明は、6月と7月に1回ずつ、オリエンテーション(事前研修会)を開き、その際に詳細を説明しますので、それまでは英語の勉強を除いては、一切準備されるものはありません。

Q19: 期間中、いろいろなトラブルが発生すると聞きましたが、本当ですか。
本当です。トラブルは大なり、小なり、必ず発生します。ですから、異文化学習においては、「始めに問題ありき」という考え方が、センターにはあります。センター職員が異文化交流アドバイザーとして5名も常駐するのもそのためです。でも、このトラブルを恐れることは間違いです。トラブルから何を学習するかという姿勢の方が大事です。つまり、ホームステイに参加するということは、この異文化ならではの違いに対して、どう対応するかなのです。その違いに対して戸惑いながらも、刺激を受け、好奇心が生まれ、さらなる興味を抱けば、そこには知的向上心や快感が生まれます。参加者がこの方向へと流れていけば、トラブルを自覚することはありません。ところが、もし、あなたがその違いに戸惑い、閉口し、不快に感じ、排他的になれば、異文化での生活には苦痛が伴います。そして、それはトラブルとなり、周囲の方々を巻き込んでいきます。そしてその時が、センタースタッフの出番なのです。トラブルを心配することはありません。常に、センタースタッフがあなたの近くにおります。

Q20: もっと詳しくプログラムの説明を受けたいのですが。
このプログラムは、福岡県以外の九州各県で事前説明会が開かれています。説明会では各県担当者が約3時間かけて、プログラムの詳細について説明します。しかし、説明会の日程にご都合が合わないなどの場合は、担当者が家庭訪問やお電話などで、ご説明させていただきますので、お気軽にご連絡ください。また、このプログラムの契約に関し、担当者からのご説明がご不明な点がございましたら、遠慮なく裏表紙に記載の総合旅行業務取扱管理者にご質問ください。総合旅行業務取扱管理者とは、契約取引の責任者です。

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